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そんなになるまで飲まないと 私に言えなかったの?
そんなに沢山飲まないと あんなこと出来なかったの?
もう吐くものも ないみたい
この川端に このままで
しばらく膝を 貸しといて
あなたの真っ直ぐなところが 私は好きだったの
あんな連中と喧嘩なんて しなくてよかったのに
しょっぱい雨が 降ってくる
洟まで 垂れてくる
おまえはほんとに 泣き虫だね
そんな事までしなくても 私は以前からあなたを
歯がゆいところもあるけれど 私は以前からあなたを
そんなに泣かずに 見てみな
あの暗隅を 見てみな
蛍が水の上 飛んでるよ
何て哀しい光だろう
何て切ない命だろう
蛍が戻って来たんだね
おまえはほんとに 泣き虫だね |